ジェラテリアスーパーノヴァ
著:キタハラリイ

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週末、待ち合わせはいつも15時
家の近所のジェラート屋で2人でジェラートを買って
食べ終わる間に家へ向かい
毎回違うフレーバーのキスをする

こいつの名前を俺は知らない……


少し切ない大人なストーリーのBLです。

出合い系の掲示板で知り合った2人。
知っているのはお互いのハンドルネームだけでデートもせずに
”ご休憩”をするだけの関係。

それでも忘れるにはあまりにも同じ時間を過ごしすぎた。

長年連れ添ってきた親友のいや恋人の様に慣れた手順で慣れた心地よさで過ごしていた2人だが
ある日をきっかけにプツリと連絡が取れなくなる。

自分の部屋にはあいつの気配がまだ残っていて。
いつものジェラート屋はもうすぐ冬休みになるらしい。

このジェラート屋がタイトルになるほどのキーアイテムなのですが本当にとっても美味しそうなんですよね!
そして度々挟まるジェラートの思い出。


俺はいつもバニラを頼み、あいつはいつも違ったフレーバーのジェラートを食べる。
だからキスをするときは毎回違うフレーバーで…。

というシーンがあるのですがもうそのフレーズが好きで好きでたまりません。
他のジェラートを選ばない、あいつは選ぶ。
そのいつもどおりを崩さなければ関係も崩れないという、一種の願掛けのようなものも籠もっているような感じがたまらなく切ないです!

2人の関係も終わったと共に閉まるジェラート屋。
2人の関係にはジェラート屋が必須だったんですね!

そのキーポイントと回想の使い方がとても綺麗でそして胸にずしんとくる重さで。
当たり前のことが無くなるのは一瞬なんだと伝わってきます。

そんな心情をおしゃれに儚く切なく訴えかけてくれる素敵な一冊です!


もちろん別れて終わり!ではないのでまだ展開がありますよ!素敵な世界感と季節と心情に浸りながら

ぜひ一冊手にとってみてください♪